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緑のオーバードライブ [徒然]

緑色のオーバードライブ

 1980年頃、僕は緑色のオーバードライブを買った。人生初のエフェクターだった。当時、アンプは持っていなかったし、たまに練習スタジオでアンプに繋いでも、歪ませ方がよくわからない。そこで思いついたのがエフェクター。安易だが歪み系のエフェクターを買えばいいのだと考えた。


 カッコをつけて言えば、ウォームな感じが好きなので、「ディストーションよりはオーバードライブだなぁ」なんて思いつつ、少ない資金を握りしめ、今はもう無い川崎駅前の馴染みの楽器屋さんに出陣したのだった。 とは言え、どこのメーカーがいいとかの知識は全く無く、まさに行き当たりばったり、得意の出たとこ勝負です。(苦笑)


 そう広くもない店内で、「フムフム」、「どれどれ」、「なになに」と分かった様な顔をしながら、内心「ドキドキ」、「おどおど」、「どうしよう??」という状態でうろうろしている自分がいた。それでも「買うぞ!」という小さな決意を胸に、財布と相談し「この緑の奴だ!!」と決断した。maxonのOD-808である。当時、消費税は無く、定価の8,000円で無事ご購入です。初心な私には値切るという発想も度胸もなく、まさに優等生?! しかし、その達成感と満足感は言葉に表すのが難しいほど大きなものであった。「やったぜー!!」という感じだった。


 そして、次の土曜日の午後、ギターケースのポケットに緑色のオーバードライブを忍ばせて、ウキウキとスタジオへ。おもむろにギターケースから緑色の小箱を取り出し、フェンダー・ツインリバーブに繋いだ。ツマミを右へ左へと回しながら音を調整。「こんな感じか??」と色々試みたのだが、意外と歪まない。伸びもない。メンバーが使っているBOSSのOD-1の方が良く聴こえるのだ。この時ばかりは、「やっちゃったかな~」と少し汗ばんだ(苦笑)


 しかし、今のようにネットオークションやリサイクルショップがあるわけでもなく、下取りなどという発想もなかったので、みすみす8,000円を無駄にして、買い換えることなんてできなかったので、仕方なく、多少の不満を胸に秘して、使い続けたのでした。


 この少しあとに、オリジナル曲を中心にしたバンドに加入し、LIVE活動が活発になりはじめた。特にボーカルメインのバンドだったので、あまり歪まないオーバードライブが思いのほか活躍してくれたのだった。アンプをクリーンにセットし、緑のオーバードライブで歪ませる。あとは、コンプレッサーとコーラスで伸びと広がりを持たせるとなかなかのサウンドとなった。「緑のオーバードライブで良かったじゃないか!!(笑)」


 あれから早35年。ずっと仲の良い相棒として長い付き合いになっている。そして、そんな僕の緑のオーバードライブも、今ではジャパンヴィンテージと呼ばれているそうだ。
最初はぎこちなかったけど、長く付き合えば愛しさも増し、無くてはならない存在となるものだ。


なんか、うちの奥さんと一緒だなぁ(笑)



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